子宮頸がんワクチン打ってはいけない?副作用解説
- 2025年8月27日
- ブログ
子宮頸がんワクチン打ってはいけない?副作用解説
子宮頸がんワクチンとは?
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)感染が主因のがんです。HPVワクチン(2価・4価・9価)は感染予防により子宮頸がんや前がん病変のリスクを下げます。
「打ってはいけない?」と言われる背景
- 理由①:副反応の報道が強調され不安が拡散した
- 理由②:一時的に積極的勧奨が中止された経緯がある(現在は再開)
- 理由③:科学的評価とネット上の体験談が混同されやすい
主な副作用と発生頻度(目安)
添付文書区分と国内公的情報に基づく頻度帯で表示します。
※頻度はワクチンの種類(2価/4価/9価)でやや異なります。
よくある副作用(多くは軽度・一過性)
- 接種部位の痛み・発赤・腫脹:50%以上(共通)
- 頭痛・倦怠感:10〜50%未満(2価)/1〜10%未満・10〜50%未満に分布(4価/9価)
- 発熱:1〜10%未満(4価/9価)/10〜50%未満(2価)
まれに起こる副作用
- 失神(血管迷走神経反射):思春期接種で比較的みられるため接種後15分の座位観察が推奨(頻度帯:頻度不明だが“一般的な事象”として注意)
- アナフィラキシー:約100万回に1~2回(0.0001〜0.0002%程度)
- 神経系の重篤事象(ギラン・バレー症候群、ADEM など):数百万人に1回レベル(例:GBS/ADEM 約430万回に1回)
- CRPS:約860万回に1回
世界と日本の安全性評価
- WHO/GACVS:大規模研究で新たな安全性懸念は確認されず、利点が上回る
- 厚生労働省:科学的根拠に基づき推奨(積極的勧奨を再開)
- 接種国では前がん病変・罹患率の減少が報告
接種を控えるべきケース
- ①明らかな発熱・重い急性疾患がある
- ②過去にワクチン成分でアレルギー歴がある
- ③妊娠中(原則延期)
- ④出血傾向である※医師に必ず申告
まとめ:打ってはいけないのか?
一律に「打ってはいけない」とは言えません。接種のメリット(がん予防)はリスクを大きく上回ると評価されています。体調や既往歴を踏まえ、医師と相談の上で判断しましょう。
よくある質問(FAQ)
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◆副作用が心配。接種しない方がいい?
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重篤な副作用は極めてまれで、観察体制が整備されています。多くの方でメリットが上回ります。
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◆最適な接種年齢は?
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日本では小6〜高1相当が定期接種対象。キャッチアップ対象期間もあります。
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◆男性も接種すべき?
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はい。パートナーへの感染予防や一部がんの予防に寄与します。