
生理が短い・血が少ない主な原因
生理が短い・血が少ない主な原因
一般に月経の期間は3〜7日、経血量は約20〜140mLが目安です。
これより明らかに短い・少ない場合は「過少月経」と呼び、病院への受診が推奨されます。
出血量が極端に少ない場合を過少月経といい、月経期間が短く2~3日で終わる場合を過短月経といいます。ほとんどの場合、過少月経と過短月経は同時に起こります。
過少過短月経は子宮が十分に発育していなかったり(子宮発育不全)、排卵が起こっていなかったり(無排卵出血)、人工妊娠中絶手術や子宮内膜炎、ホルモン剤の長期投与が原因で子宮内膜が萎縮していることで起こります。
ホルモン療法や抗生物質の投与など、適切な治療を受けることが大切です。
更年期間近の人では、月経血量が減少し期間も短くなるのが普通ですから心配ありません。また、ピルを服用している場合も子宮内膜の増殖が抑えられるため、出血量が少なくなります。
「生理が短い・血が少ない」はホルモンや子宮の状態を反映するサインです。
以前と比べた変化が持続する/不正出血や痛みを伴う場合は、早めに婦人科へご相談ください。