生理が短い・血が少ない主な原因|シュシュレディースクリニック 戸田公園|埼玉県戸田市の婦人科・美容皮膚科

         
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生理が短い・血が少ない主な原因

生理が短い・血が少ない主な原因|シュシュレディースクリニック 戸田公園|埼玉県戸田市の婦人科・美容皮膚科

正常な生理とは

一般に月経の期間は3〜7日経血量は約20〜140mLが目安です。
これより明らかに短い・少ない場合は「過少月経」と呼び、病院への受診が推奨されます。

月経血量が極端に少ない。2~3日で終わってしまう

出血量が極端に少ない場合を過少月経といい、月経期間が短く2~3日で終わる場合を過短月経といいます。ほとんどの場合、過少月経と過短月経は同時に起こります。
過少過短月経は子宮が十分に発育していなかったり(子宮発育不全)、排卵が起こっていなかったり(無排卵出血)、人工妊娠中絶手術や子宮内膜炎、ホルモン剤の長期投与が原因で子宮内膜が萎縮していることで起こります。
ホルモン療法や抗生物質の投与など、適切な治療を受けることが大切です。
更年期間近の人では、月経血量が減少し期間も短くなるのが普通ですから心配ありません。また、ピルを服用している場合も子宮内膜の増殖が抑えられるため、出血量が少なくなります。

生理が短い・血が少ない主な原因

①ホルモンバランスの乱れ
ストレスなどによりホルモンバランスが乱れると、排卵がなくなったり、黄体が正常に機能しなくなって、 出血量が少なくなり、 出血が短期間で終わることがあります。 排卵誘発剤療法、 漢方薬などで治療を行うのが一般的です。
②子宮・卵巣の疾患
子宮内膜症・子宮筋腫・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・子宮内膜癒着(アッシャーマン症候群)など。
③低用量ピルや黄体ホルモン療法が原因
薬の作用で内膜が薄く保たれ、出血が少なく短くなるのは“副効用”であり原則心配は不要です。
④栄養状態・体重変化
急なダイエットや低体重はエストロゲン低下を招き、内膜が薄くなります。
⑤子宮が十分に発育していない(子宮発育不全)
子宮の発育が不十分だと、 出血量は少なくなり期間も短くなります。 子宮の発育は、 内診をすれば簡単にわかります。 以前はホルモン療法などで子宮を正常の大きさにしていましたが、 排卵があれば問題ないといわれ、 ほとんどの場合治療を行いません。
⑥子宮内膜に癒着がある
人工妊娠中絶手術や流産、 帝王切開などにより、子宮内膜に癒着が起こることがあります。 癒着の有無は、 子宮ゾンデ、 子宮卵管造影法、 子宮鏡検査でわかります。 放っておくと不妊症の原因となるため、手術など癒着をはがしたあと、エストロゲン(卵胞ホルモン)などを投与して子宮内膜の増殖を促します。

セルフチェック


当てはまる項目が多いほど要受診

  • 生理が2日以内で終わることが増えた
  • ナプキンの交換がほとんど不要なほど少量
  • 色が薄い・茶色が続く/不正出血を伴う
  • 強い腹痛や発熱、悪臭のあるおりものを伴う
  • 妊娠の可能性がある

受診の流れと治療

  1. 問診・内診・超音波で内膜や卵巣の状態を確認
  2. ホルモン採血(E2・P4・FSH・LH・TSH・PRL など)
  3. 原因に応じて 生活指導/漢方/ホルモン療法、癒着疑いでは専門的治療を検討

まとめ

「生理が短い・血が少ない」はホルモンや子宮の状態を反映するサインです。
以前と比べた変化が持続する/不正出血や痛みを伴う場合は、早めに婦人科へご相談ください。