予防接種について
予防接種について
風疹の抗体を持たない方、持っていても抗体価が低い方は、妊娠中に風疹ウイルスに感染すると、生まれてくる赤ちゃんに目や耳、心臓の異常(先天性風疹症候群)が発症するリスクがあります。
妊娠4週までに感染した場合は50%以上、5〜8週までに感染した場合は35%、9〜12週までに感染した場合は15%、13〜16週までに感染した場合は8%と言われております。
そのため妊娠を予定している方とそのパートナーや、同居されている方も風疹の抗体検査をすることをお勧めします。その結果、風疹の抗体を持っていない方、持っていても抗体価が低い方は、予防接種を行うことを勧めております。
種類 | 費用 |
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風疹抗体検査 | 2,200円(税込) |
風疹ワクチン | 6,600円(税込) |
麻しんは、麻しんウイルスによって起こる全身感染症です。空気感染、飛沫感染、接触感染が感染経路で、非常に感染力の強いウイルスです。妊娠中に麻しんウイルスに感染すると、肺炎や脳炎などを起こし、重症化する可能性があります。胎児奇形などの影響は少ないとされているものの、流産・早産の危険性が高まります。
種類 | 費用 |
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麻疹抗体検査 | 2,200円(税込) |
麻疹ワクチン | 6,600円(税込) |
風疹と麻疹の混合のワクチンです。2種類のワクチンを一度に接種できますので、風疹と麻疹の両方の抗体価が低い方が対象になります。
種類 | 費用 |
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MR(風疹・麻疹混合)ワクチン | 11,000円(税込) |
妊娠中に初感染した場合は重症化しやすく、肺炎を合併して高熱が出たりすると、流産や早産になる危険性が高まります。
種類 | 費用 |
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水痘帯状疱疹抗体検査 | 2,200円(税込) |
水痘帯状疱疹ワクチン | 6,600円(税込) |
おたふくかぜは、ムンプスウイルスが原因で起こる疾患で、正式名称を流行性耳下腺炎といいます。ムンプスウイルスは、飛沫感染、接触感染が感染経路で、非常に感染力が強いです。妊娠中におたふくかぜにかかっても、胎児に先天性奇形などの影響はないとされていますが、妊娠初期では流産の確率が高まります。
種類 | 費用 |
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ムンプス抗体検査 | 2,200円(税込) |
ムンプスワクチン | 6,600円(税込) |
毎年10月よりインフルエンザワクチン接種を行います。
ワクチンの在庫確認が必要なため、ご希望の方は予約にて承ります。
種類 | 費用 |
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インフルエンザワクチン | 3,850円(税込) |
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)とは、子宮頸がんや尖圭コンジローマなど、ヒトパピローマウイルス(HPV)による疾患を予防するためのワクチンです。
子宮頸がん全体の50-70%の原因とされるHPV感染症を予防し、感染や異形成(がんになる手前の異常)を90%以上予防したと報告されています。
現在日本では、2価ワクチン(サーバリックス)と、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類が認可されています。4価とは、4つの型(高リスク型がん関連16・18、低リスク型6・11)のHPVに対するワクチンのことで、9価は9つの型(高リスク型がん関連16・18・31・33・45・52・58、低リスク型6・11)のHPVに対するワクチンになります。いずれも、6ヶ月間で3回の接種が必要となります。
また、子宮頸がんワクチン接種後の主な副反応として、発熱や接種部位の腫れ・痛み・かゆみ、注射による痛み、じんま疹、恐怖・興奮などをきっかけとした失神などがあげられますが、頻度は稀です。
また、子宮頸がんワクチン接種後に、原因不明の慢性の痛みや関節痛を伴う事例などがこれまでに報告されました。厚生労働省の専門家会議で検討された結果、ワクチンの有効性と比較したうえで、子宮頸がんワクチンの接種を中止するほどリスクは高くないという結論になっています。
HPVワクチン接種後の多様な症状については、ワクチン接種との因果関係を科学的・疫学的に示した報告はなく、世界保健機関(WHO)もHPVワクチンは極めて安全性が高いという見解を示しています。
当院では、4価ワクチンである「ガーダシル」と9価ワクチンである「シルガード9」の接種が可能です。
種類 | 費用 |
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ガーダシル(4価) | 22,000円(税込) |
シルガード9(9価) | 38,500円(税込) |