その他手術(ポリープ・流産・コンジローマ)
その他手術(ポリープ・流産・コンジローマ)
不正出血の原因の一つに「子宮頚管ポリープ」があります。このポリープはほとんどが良性ですが、ごくまれに悪性のこともありますので、早めに取り除いておくと安心です。
症状は、不正出血、性行為後の出血などがあります。このような症状がありましたら一度ご相談ください。
内診で直接視ます。
ほとんどの場合が麻酔をせずに、数分で除去することができます。切除後は、少量の出血が数日間続きますが、自然に止血します。
子宮頚管ポリープは、再発を繰り返しやすいため、切除後も1年に1回は定期検査を行うようにしてください。
子宮内膜の細胞が増殖して子宮の内腔に突出してできる疾患です。
主な症状は、生理以外の出血である不正性器出血、月経時の出血期間の延長などですが、無症状でも超音波の検診などで見つかることもあります。
不妊の原因になりうるので、症状がある場合や将来的に妊娠を考えている際には切除が必要になることもあります。
経腟超音波検査でわかります。
当院では、全身麻酔と子宮のブロック麻酔を併用した無痛手術を行っています。また、子宮の入り口を拡げる前処置は、痛みを伴うため行いません。柔らかいカテーテルを用い、子宮に対する侵襲を最低限に抑え、身体への負担を最小限にするように配慮しています。
手術は麻酔で寝ている間に行い、数分で終わります。麻酔が醒めるまでは、安静室でお休みいただき、平均1~2時間でお帰り頂けます。
手術後は数日間の出血が少量ありますが、やがて自然に止血します。
尖形コンジローマは性交渉によってうつる良性のイボです。外陰部の美容面で心配になる方が多く、放置していると徐々に大きくなりますので、人によってはストレスの大きい疾患です。
症状はほとんどありませんが、痒みを感じる方もいます。自分で触ったときに硬いイボのようなものが触れて、心配になって来院される方が多いです。
男性は自分で確認できるところにできるので気になって受診されますが、女性の場合は、腟や外陰部の見えにくい場所にできることもあり、他のことで受診した際に偶然見つかることもあります。
①塗り薬による治療法、②焼灼・切除による治療法の2つの方法があります。病変の大きさや数、場所、形状によって決めます。
塗り薬による治療では、自宅で定期的にお薬を塗り、4~8週間ほどで完治することが多く、再発率も少ないのが特徴です。②焼灼や切除による治療法は、短期間で治りますが、塗り薬に比べて再発率が多い傾向があります。
どちらの治療にするかは、患者様とご相談のうえで決定します。
流産の診断が確定した際に行う手術です。胎児がお腹の中で亡くなり子宮内に留まったままの状態や、流産の内容物の一部が排出されずに子宮内に残ったままの状態が続くと、重篤な子宮内感染や貧血につながり、母体に悪い影響を及ぼすため、慎重な対応が必要になります。経験豊富な院長のいる当クリニックをご受診ください。
腟の入り口にはエンドウ豆ほどのサイズのバルトリン腺という分泌物を産生する組織があります。この経路に細菌などが侵入して腫れると、バルトリン腺嚢腫という状態になります。比較的に軽度のときは抗生物質の投与をおこない保存的に治療しますが、徐々に痛みや腫れがひどくなり日常生活に支障を来たす場合には、局所麻酔をして内容液を穿刺除去します(穿刺術)。
また、何度も繰り返す場合には、腫れているバルトリン腺の袋に穴を開ける手術(開窓術)をおこないます。当クリニックでは局所麻酔下の穿刺術のみ可能です。根治術をご希望の方は可能な施設へご紹介致します。
腟の入り口から粘膜がポリープ状に外に出てしまう疾患です。粘膜が外に出ているので、下着で擦れて出血したり、自転車に乗った際にひっかかったりして痛みを生じることがあります。整容面で気になる場合もあります。
原因は、生まれつきの場合もありますが、出産を契機に発症することもあります。
通常は局所麻酔によって手術を行いますが、ポリープの大きさによっては全身麻酔を併用することもあります。
美容形成外科的な処置により、見た目もきれいに整うように手術します。
気になる方はどうぞお気軽にご相談ください。
外陰部付近にできたイボやホクロ、毛嚢炎が治った後に皮下にしこりのように残ってしまった場合、何科に相談して良いかわからず迷われている方が多くいらっしゃると感じています。当院では、そのような場合でもご相談に乗り、可能な限り対応するようにしています。
レーザーによる治療、あるいは、外科的な切除による治療をご提案しています。
気になる症状がある方は、まずご相談ください。