月経の異常について|シュシュレディースクリニック 戸田公園|戸田市の婦人科・美容皮膚科・産婦人科・漢方内科

         
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月経の異常について

月経の異常について|シュシュレディースクリニック 戸田公園|戸田市の婦人科・美容皮膚科・産婦人科・漢方内科

月経の異常とは

月経の異常とは、月経・閉経の開始時期、月経の周期や持続日数、月経に伴う痛み、経血量が通常と違うなどの症状があります。月経異常は下記のように分類されます。もし下記のような症状にお心当たりがあれば、お早めに受診ください。

月経(生理)痛/月経困難症

月経困難症とは

生理の直前、または開始とともに下腹痛や腰痛、眠気、頭痛が現れ、市販の痛み止めを服用しても効かない人や、日常生活に支障をきたすような痛みに悩んでいる場合は月経困難症と判断します。

子宮内膜症、子宮筋腫、骨盤内の感染など何かの病気の影響で生理が重くなってしまう可能性があります。子宮内膜症は月経困難症の原因となり、逆に月経困難症は子宮内膜症の原因にもなります。また、子宮内膜症は不妊症に影響することがあります。

症状が辛い場合は我慢せず、早めの治療が将来の病気の予防にもつながります。治療の一つである低用量ピルは避妊効果だけでなく、生理痛を緩和したり月経周期をコントロールしたりできる非常に便利なものです。月経困難症は10代の学生さんでは学業に影響したり、20代・30代の働き盛りの年代では仕事や収入に影響したりすると言われています。

ホルモン剤に抵抗がある場合には漢方薬で対応することも可能です。年齢に関係なく若年からでも安心してご相談ください。また、避妊・過多月経・月経困難症に適応のある子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®52mg)が適することもあります。

できる限り痛くないよう十分な配慮をしておりますので、こちらも安心してご検討ください。

過多月経(貧血)

過多月経とは

「過多月経は、経血量140ml以上」と定義されていますが、経血量で診断することはほとんどありません。実際には、症状と貧血の有無を指標として判断します。

過多月経の症状

月経血量が多いと判断する目安は、経血中にレバー状の血の塊が出たり、昼間でも夜用ナプキンや大人用オムツが必要だったりし、その交換頻度も多い傾向があります。その結果、動悸・息切れ・めまいなどの貧血症状によって、日常生活に支障をきたすこともあります。

原因は子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜ポリープ、ホルモンの分泌異常、血液凝固異常などがあります。治療は低用量ピルなどの内服薬や子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ®52mg)が適することもあります。当院のミレーナ留置処置は、十分痛みに配慮しておこないますので、安心してご検討ください。

月経不順/無月経(続発性無月経)

不正性器出血

不正性器出血とは

月経(生理)の時以外に認められる性器からの出血のことを言います。鮮血や茶色っぽい血が出る場合や、おりものに血が混ざったような場合も、不正性器出血に該当します。重大な病気のサインのこともありますので、不正性器出血がありましたら早めにご相談ください。

PMS(月経前症状群)/PMDD(月経前不快気分障害)

PMS/PMDDとは

月経前、3~10日間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。

身体的症状

  • 頭痛
  • 下腹痛
  • 腰痛
  • 下腹部の張り
  • 胸の張り・痛み
  • むくみ
  • 倦怠感
  • めまい

精神神経症状

  • 情緒不安定
  • イライラ
  • 気分の落ち込み
  • 不安
  • 眠気
  • 食欲不振・過食

PMS/PMDDの原因

PMS/PMDDは月経周期と関連することから、女性ホルモンが関係していることが指摘されていますが、はっきりとした原因は解明されていません。

近年では、PMS/PMDDの発症には感情に関わる神経伝達物質の量や働きも関与しているのではないかということが指摘されており、こういったホルモンや神経伝達物質などの体内環境に加え、ストレスなどのさまざまな外部からの要因が合わさり、PMS/PMDDが引き起こされるといわれています。

PMS/PMDDの治療

仕事の負担を減らしたり生活を改善したりしても症状が軽快しなければ、低用量ピルや漢方薬による治療で効果があります。女性ホルモンの変動が原因の場合、低用量ピルや黄体ホルモン製剤によって、ホルモンの変動を抑える治療をおこないます。

精神神経症状や自律神経症状に対しては、漢方薬や安定剤を併用することで安定することもあります。症状や状況をお聞きしておひとりおひとりに最善の治療法をご提案させていただきます。