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漢方内科

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漢方とは

漢方は、古代中国に発する経験医学が6世紀ごろに日本に伝わり、日本の風土・気候や日本人の体質にあわせて独自の発展を遂げた日本独自の伝統医学です。

17世紀頃、特に大きく発展して体系化され、現在へと継承されています。のちに日本へ伝来した西洋医学である「蘭方」と区別するために「漢方」と名付けられました。中国の伝統的な医学である「中医学」とも異なります。

このように日本の伝統医学である漢方を学ぶためには、漢方の師匠から診察方法や処方の考え方を伝授されて学ぶ必要があり、院長である私は、漢方治療の総本山である北里大学東洋医学総合研究所にて修練しています。

漢方の診察と治療について

漢方の診察は、舌や脈、おなかを診る(腹診)日本の伝統的な診察方法です。また、漢方薬を処方する際に目安にするのが、その人の体質です。その体質を判断する”ものさし”のひとつに「気・血・水(き・けつ・すい)」という考えがあります。この「気・血・水」のバランスの崩れを診察して処方を決めていきます(随症治療)。

この診断に基づいて処方された漢方薬を服用すると、体のバランスが整い、人が本来持っている自然治癒力や免疫力が高まり、病気や症状が改善されるようになります。同じ病気であっても別の人では効果がみられないこともあれば(同病異治)、その時の体調によって効き目が異なるといったことも少なくありません。

処方する際は、その時点の患者様の体調を基本にして漢方薬を選択することが必要になります。

漢方薬と西洋薬の違いについて

西洋薬はたいてい一つの有効成分で作られていて、血圧を下げたり、細菌を殺したり、熱や痛みを取ったりするなど、一つの症状や病気に対して、強い効果があります。また西洋薬のベースとなる西洋医学では、患者の訴えのほかに検査を重視していて、その検査結果や画像などにしっかり表れるような病気を得意としています

一方、漢方医学は、患者の病状(訴え)や体質を重視し、その結果から漢方薬を処方します。そのため、漢方薬は、体質に由来する症状(機能性の月経痛や冷え症、虚弱体質など)や、検査に表れない不調(更年期障害の症状など)に効いたり、1剤に複数の有効成分が含まれているので複数の症状に効いたりするのが大きな特徴です。

未病を治すとは

未病とは、まだ病気にはなっていない状態であるけれども、何らかの継続した自覚症状がある状態のことを示すものです。この「未病を治す」という概念も、漢方治療の得意とするところです。

体のバランスの崩れた部分を漢方薬で整えることで、疾患を予防して健康を維持したり、ダイエットや、さらには美容やアンチエイジングにも効果を発揮したりします。ただし、健康維持や美容目的で処方する場合には、自由診療扱いになります。

漢方が得意とする症状について

  • 虚弱体質
  • 腰痛や忘れっぽいなどの加齢現象
  • 胃もたれや食欲不振、便秘などの消化器症状
  • イライラ・不眠・うつなどの精神症状
  • 生理痛や不妊、更年期障害の症状などの女性の悩み
  • 天気による頭痛やめまい
  • アレルギー症状
  • 慢性の病気、肩こり、冷えなどの症状など

婦人科疾患と漢方治療について

月経前症候群、月経困難症 、月経不順、更年期障害、便秘 などをはじめ、冷え症、つわり、不妊症にも効果があるため漢方薬はよく用いられます。現在行っている治療や西洋薬を中止する必要はなく、漢方薬を併用するケースも少なくありません。
うまく併用することで徐々に症状が軽快し、西洋薬の種類や服用量を減らせることもあります。

西洋医学と漢方医学の両方の視点から患者様を診て、その人に合った薬を処方するという医療は、世界的にみても非常に珍しく、日本においても西洋医学と漢方医学の両方をしっかりと学んだ少数の医師のみが成しえる医療です。

漢方薬の効果と副作用について

漢方薬の効果は様々で、内服4~5分で効果が出るものもあれば、冷え症などの慢性的な症状は、効果を実感するまでには数週間~数ヶ月程度かかることもあります。

漢方薬も薬ですので、血圧上昇やむくみ、胃腸障害、肝障害、肺線維症、腸管膜静脈硬化症などの副作用があります。症状が軽快したら減量や休薬を考慮します。当院では、漢方薬を安全に服用していただけるように6ヶ月に一度の血液検査を実施しております。