アフターピル
アフターピル
避妊に失敗した時、または不同意な状況で行った性交後に緊急的に用いる避妊薬です。
妊娠の不安を抱えたまま次の生理が来るまで過ごすのはつらいことです。何も対策を立てずに妊娠をしてしまった場合には、出産するか中絶をするかの選択をしなければなりません。あなたの心と身体を守るために、いますぐ対策のできるアフターピル(緊急避妊ピル)のことをご相談ください。
※性交渉の日時、最終月経と生理周期の関係から、最適なアフターピルを選択します。性交渉からあまり時間が経っていない場合でも、確実に避妊できるお薬をお勧めする場合があります。
副作用はほとんどありません。まれに、吐き気、頭痛を生じる場合があります。
※安価なヤッペ法は、副作用が強いことと避妊の確実性が他の方法に比べて低いため当院では取り扱っていません。
種類 | 費用 |
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レボノルゲストレル |
7,700円(税込) |
エラ(性交渉から120時間以内) | 9,900円(税込) |
アフターピルは、服用前の性交渉については有効性がありますが、服用後の性交渉については避妊効果がありません。アフターピル服用後は排卵が遅れることがあり、次回の月経までの間は確実に避妊することが大切です。アフターピル服用後に避妊できない場合には、低用量ピルの服用を開始する必要があります。
また、アフターピルの避妊率は100%ではないことや、アフターピル服用後に不正出血や月経が遅れることがあり、服用後3週間たった時点で妊娠検査を受け、確実に避妊できたことを確認する必要があります。
生理予定日はあくまでも「予定」であるため、確実にその日に生理になるとは限りません。「安全日」だと思っていたのに、ストレスなどによって排卵日がずれてしまい、妊娠することはよくあります。少しでも不安な性交渉があったと感じているのであれば、緊急避妊はいつでも必要と考えます。ご相談にいらっしゃってください。
緊急避妊ピルはお酒と同じく肝臓で代謝されます。したがって、お酒を飲むと肝臓がお酒の代謝の方に力を入れて、ピルの代謝がおろそかになり、効果が薄れる可能性があります。緊急避妊ピルを服用された日は、なるべくお酒を控える方が良いでしょう。
服用できます。お薬の成分が母乳に移行しますので、服用後24時間は授乳を避けていただくことをお勧めします。
緊急避妊ピルを繰り返し服用することはできるだけ避けた方が良いです。以降は、緊急避妊ピルよりも確実に避妊効果のある低用量ピル、または、ミレーナをお勧めします。