子宮頸がん・子宮体がん検診
子宮頸がん・子宮体がん検診
近年、子宮頸がんは主にヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが、性的接触により子宮頸部に感染して生じるがんということがわかってきました。国立がん研究センターの統計によると、子宮頸がんは、全年齢の女性に発生するがんの中では5番目に多いのですが、子育てや働き盛りの世代である30代では、乳がんに次いで二番目に多く発生するがんです。
しかし、子宮頸がんは、早期に発見すれば治るがんであり、また、子宮頸がんワクチンによって予防することができるがんでもあります。以前、子宮頸がんワクチンによる副作用の情報が間違った形で広まり、ワクチンの接種控えが生じました。誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日の女性の中に、子宮頸がんワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方々が多くいらっしゃり、不運にもその年代で子宮頸がんの発生件数が増加しています。
早期には自覚症状がありませんので、20歳を過ぎたら、2年に1回の子宮頸がんの検診を受けましょう。また、子宮頸がんの中には、HPVの感染とは無関係に発生するがんもありますので、HPVワクチンを接種した方でも定期的な検診をお勧めします。
初期の場合は自覚症状に乏しく、進行してくると、性行為時の出血や月経とは無関係の出血、おりものの増加、月経期間が長引くなどがあります。
当院は、戸田市の子宮頸がん検診実施医療機関です。
子宮頸部細胞診のみの検査も可能ですが、内診や超音波検査を追加で行うことによって、卵巣の腫瘍なども同時に検査することが可能です。
約2週間後にご案内いたします。結果は、ご来院いただくか、郵送で報告いたします。
子宮体部(胎児を育てる場所)にできるがんで、50〜60歳台に発症のピークがあります。
子宮体がんは、病巣が子宮にとどまっている段階で治療すれば80%以上の方は治癒が期待できます。早期発見・早期治療が重要なので、心配な症状があればためらわずに診療を受けるようにしましょう。
症状として最もよくみられるのは不正出血です。とくに、閉経後に少量で長く続くような出血がある場合は早めに受診し、子宮体がんの検査を受ける必要があります。
シュシュレディースクリニック戸田公園では、子宮内膜細胞診をする際に、必ず超音波検査をおこない、子宮の形状などを調べてから行っています。子宮内膜細胞診は、子宮の内部に細い器具をいれ、子宮内の細胞を採取します。子宮の奥の検査になりますので、多少痛みを感じる場合があります。
約2週間後にご案内いたします。結果は、ご来院いただくか、郵送あるいは、オンラインで報告いたします。
戸田市在住の20歳以上の方(2年に1回)
子宮頸部細胞診(医師が必要と判断した場合は子宮体部細胞診追加)
子宮がん検診(自費診療)と保険診療を同じ日にすることは禁止されていますので、同じ日の追加検査は自費診療になります。
検査名 | 費用 |
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戸田市子宮頸がん検診 | 自己負担額500円 |
戸田市子宮頸がん + 体がん同時検診 | 自己負担額900円 |
追加の超音波検査 | 4,400円(税込) |
子宮頸部細胞診検査(市クーポン対象外) | 3,300円(税込) |
子宮頸がん検診と超音波検査(市クーポン対象外) | 5,500円(税込) |
子宮体がん検診と超音波検査(市クーポン対象外) | 7,700円(税込) |
子宮頸がん検診+子宮体がん検診+超音波検査(市クーポン対象外) | 11,000円(税込) |